入館のご案内
予約なしで入館できます。
開館時間:10時~17時30分(入館17時まで)
開館日:火曜日~土曜日
休館日:日曜日・月曜日・5月3日〜5日・年末年始
在日韓人歴史資料館の
ユーチューブチャンネルです。
在日の歩みと韓日関係の歴史について
考える素材を提供いたします。
2023年7月22日に開催したシンポジウム
「在日の歴史を再考する-記憶と記録をみつめて」
日本語字幕版映像を追加しました(全3回)。
講演者の一人塚﨑昌之さんは
この講演を最後に、2023年9月19日急逝されました。
資料館では塚﨑さんに追悼の意を表し、
心よりご冥福をお祈りいたします。
塚﨑昌之さんの渾身のご講演をお聞きください。
講演者:玄善允、塚﨑昌之
コメンテータ:深沢潮
司会:李成市館長
在日韓人歴史資料館がお送りする
ポッドキャスト番組です。
韓日間の歴史問題を考える素材を
広く提供いたします。
日 時:2024年 3月 8日(土)14時~16時
会 場:在日韓人歴史資料館 セミナー室
講 師:紀 旭峰(早稲田大学非常勤講師)
参加費:1,000円(会員800円、学生500円)
※事前予約制(電話・メール)
詳細はこちらをクリック
今から約百年前の1922年、東京の一隅に『亜細亜公論』が誕生した。当初、アジアの知識人(留学生を含む)に開かれた言論・対話の場を提供するために、朝鮮知識人・柳泰慶は、「日中朝」三言語を同時に掲載するという画期的な試みを行った。そこで、彼が描いたアジアとは何だったのか、またなぜ、短期間で多様な出自と背景をもったアジア各地の論客を集めることができたのか。今回では、柳泰慶を手がかりに、3・1独立運動以降アジア知識人を繋いだネットワーク、また『亜細亜公論』の時代的意義について考えてみたい。
講 師:紀 旭峰(き・きょくほう、早稲田大学非常勤講師)
台湾台南市生まれ。専門は東アジア近代史。現在、聖心女子大学・東京女子大学・早稲田大学非常勤講師。著書に『大正期台湾人の「日本留学」研究』(龍溪書舎、2012)。主な論文・共編著に「大正期台湾人留学生寄宿舎高砂寮の設置過程」(『日本歴史』722号、2008)、『亜細亜公論・大東公論(復刻版・全3巻)』(龍溪書舎、2008)、「植民地台湾からの「留学生」郭明昆-知の構築と実践を中心に」(『植民地帝国日本における知と権力』思文閣出版、2019)、「在京台湾人留学生と朝鮮人との「連携」- 『亜細亜公論』に見られる反植民地統治運動」(『東アジアのなかの二・八独立宣言-若者たちの出会いと夢』明石書店、2020)。
日 時:2025年 4月 5日(土)14時~16時
会 場:在日韓人歴史資料館 セミナー室
講 師:山口祐香(福岡女学院大学非常勤講師ほか)
参加費:1,000円(会員800円、学生500円)
※事前予約制(電話・メール)
詳細はこちらをクリック
朝鮮通信使は近世日朝の外交・文化使節団として広く知られている。一方で、戦後長らく「埋もれた歴史」だった朝鮮通信使に光を当てた在日コリアン歴史家たちが数多くいた。今回は、朝鮮通信使に関わる歴史家・映像作家として著名な辛基秀氏の活動を手がかりに、朝鮮通信使をめぐる日本の市民の様々な取り組み(=歴史実践)を紹介しながら、戦後の日本と朝鮮半島における人々の連帯や相互理解の軌跡について考えたい。
講 師: 山口祐香(やまぐち・ゆか、福岡女学院大学非常勤講師ほか)
佐賀県生まれ。2021年、九州大学大学院地球社会統合科学府博士課程修了。九州大学アジア・オセアニア研究教育機構学術研究員、ソウル大学日本研究所客員研究員、神戸大学国際協力研究科特命助教などを経て現職。専門は戦後韓日関係史・在日朝鮮人史・市民運動史。論著に「歴史実践としての朝鮮通信使関連文化事業-韓国側の取り組みを中心に」(『インターカルチュラル』17号、2019年)、「1970-80年代日本の市民運動史における映画『江戸時代の朝鮮通信使』と上映運動」(『コリアン・スタディーズ』10号、2022年)、『「発見」された朝鮮通信使-在日朝鮮人歴史家・辛基秀の歴史実践と戦後日本』(法律文化社、2024年)など。
*事前に申し込みが必要です。電話・メールのいずれかでご連絡ください。
*参加費は現金のみお受けいたします。
*コロナ感染に備え、マスク着用をお願いします。
*学生の方は学生証をご提示ください。
TEL : 03-3457-1088
MAIL : info@j-koreans.org
お知らせ
◇ロビー展示◇
軍艦島-朝鮮人強制連行の記憶
長崎県の海上に浮かぶ端島は、その姿から「軍艦島」と呼ばれた。戦時中、この島には強制的に炭鉱労働に従事させられた約500人の朝鮮人労務者がいた。
1974年に廃鉱した端島は廃墟ブームのなか脚光を浴び、2015年には世界遺産に登録、日本近代化の象徴として持てはやされる一方で、朝鮮人強制連行の記憶は忘れ去られようとしている。
40年以上朝鮮人強制連行の足跡を追い続けた林えいだい氏の記録写真を通して、端島のもう一つの歴史をたどる。
◇関東大震災100周年記念特別企画展◇
1923-2023 歴史の証言者たち
期間:2023年 9月 1日(金)~ 延長展示中
会場:在日韓人歴史資料館 企画展示室
入館料:無料(常設展示室は有料、大人200円・学生100円)
在日韓人歴史資料館は、関東大震災を経験した人々の記録を通して朝鮮人虐殺について考えました。関東大震災はただ100年前の過去の出来事ではなく、現在・未来に繋がっている問題です。関東大震災がこれからも語り継がれることを願い、今回の展示を企画しました。皆様のご来館をお待ちしております。
資料紹介
関東大震災の虐殺めぐり新たな資料の出現
「熊谷連隊区司令部の報告書」
在日韓人歴史資料館は、2023年9月2日に開催した関東大震災100周年記念シンポジウムの映像をYouTubeで配信しています。シンポジウムではジャーナリストの渡辺延志さんが当時の陸軍や在郷軍人の動きを伝える新資料を紹介しましたが、時間の制約もあり説明が一部にとどまっています。映像配信に合わせ、渡辺さんの補足説明を以下のページで紹介します。なおこの資料は動画第8回に登場します。
新刊のご案内
◇時務の研究者 姜徳相
―在日として日本の植民地史を考える―
関東大震災の朝鮮人虐殺をはじめとする「在日史学」の開拓者、姜徳相先生のライフヒストリー。
姜徳相聞き書き刊行委員会 編
三一書房、2021年4月
資料館にて販売中
資料館価格2200円、会員2000円(定価2420円)
◇ 時務の研究者 姜徳相〔 ハングル版 〕
시무의 역사학자 강덕상
-자이니치로서 일본의 식민지사를 생각하다-
姜徳相聞き書き刊行委員会 編、李圭洙 訳
어문학사、2021年10月
◇〈100年のあかし〉
改訂版と韓国語版ができました!
2020年7月発行
販売価格700円、会員600円