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第102回土曜セミナー

テーマ:金達寿の生涯と活動 -文学と古代史を中心に

金達寿(1920~1997)は、半世紀にわたり、日本社会と在日社会にまたがって、日本と朝鮮、日本人と朝鮮人との間に人間的な関係を構築すべく尽力した知識人です。1970年前後を境に前半を文学、後半を古代史という、全く異なる分野で活躍し、「在日朝鮮人文学」というジャンルの定着や、「渡来人」の語の普及に大きな役割を果たすなど、私たちに多くのものを残しました。没後20年となる今年、改めて彼の生涯と活動を振り返りたいと思います。

日 時 : 2017年9月2日(土) 14時~16時
講 師 : 廣瀬陽一(大阪府立大学研究員)
     1974年、兵庫県生まれ。2015年、大阪府立大学大学院博士課程修了。博士(人間科学)。
     専門は日本近現代文学・在日朝鮮人文学。転向を研究テーマに、日本の文学と取り組む過程で、
     金達寿の小説「朴達の裁判」に出会い、彼の研究を始める。
     著書に『金達寿とその時代』(クレイン、2016)、編著に『金達寿小説集』(講談社文芸文庫、2014)。

参加費: 1,000円(会員800円、学生500円)

第103回土曜セミナー

テーマ:植民地期朝鮮における言語支配とその諸相

植民地期朝鮮における日本の言語支配については、しばしば日本語の強制的普及のイメージで代表される。日本語強制の事実は否定しようもないが、一方で「言語問題」は多様であり、総督府の言語支配の実像は非常に複雑であった。本セミナーでは、総督府の言語政策の諸相と朝鮮社会との関係、現代社会にまで尾を引いている言語・民族問題などについて確認し、その複雑さすら植民地支配の性格について考えてみたい。

日 時 : 2017年10月7日(土) 14時~16時
講 師 : 三ツ井崇(東京大学准教授)
     横浜国立大学卒業後、一橋大学社会学研究科修士・博士課程修了。
     専門は朝鮮近現代教育・文化史・言語社会論。
     ソウル大学客員研究員(2003年)、早稲田大学文学学術院客員助教授、
     同志社大学言語文化教育センター准教授を 経て現職。
     著書に『朝鮮植民地支配と言語』(明石書店、2010)、『植民地朝鮮の言語支配構造』
     (韓国、ソミョン出版、2013)ほか多数。

参加費: 1,000円(会員800円、学生500円)


*事前の申し込みが必要です。
当館事務局まで電話・FAX・メールのいずれかでご連絡ください。

TEL : 03-3457-1088 FAX : 03-3454-4926 MAIL : info@j-koreans.org

 

今までの開催リスト

在日韓人歴史資料館 「土曜セミナー」
年月日講師テーマ
第1回姜 徳相日本の近現代史をどう考えるべきか Ⅰ
2006/3/4(在日韓人歴史資料館館長)
第2回李 成市古代史からみた現代/現代からみた古代史
2006/4/1(早稲田大学教授)
第3回姜 徳相日本の近現代史をどう考えるべきか Ⅱ
2006/6/3(在日韓人歴史資料館館長)~大日本帝国の生成・発展・滅亡~
第4回鄭 早苗多文化共生社会への取り組み
2006/7/1(大谷大学教授)
第5回姜 徳相日本の近現代史をどう考えるべきか Ⅲ
2006/8/5(在日韓人歴史資料館館長)~日本の敗戦とサンフランシスコ条約~
第6回朴 慶南ホンモノの信頼関係を築く
2006/9/9(作家)
第7回佐々木直子秋タ(추석)の食べ物と飲み物を味わおう!
2006/10/7(韓国料理研究家)
第8回李 節子在日コリアンの人口動態からみた健康課題
2006/11/4(東京女子医科大学大学院看護学研究科助教授)
第9回呉 徳洙映画「在日」の上映と在日を語る
2007/2/3(映画監督)
第10回金 順子在日として韓国舞踊を語る
2007/3/3(韓国舞踊家)
第11回朴 一戦後を駆け抜けた二人の在日コリアン
2007/4/7(大阪市立大学大学院教授)~新井将敬と孫正義~
第12回鄭 大聲キムチ博士が語る、韓国料理と健康
2007/6/2(滋賀県立大学名誉教授)
第13回金 升子病気や老いと上手に付き合うために
2007/7/7(国際医療福祉大学保健医療学部看護学科准教授)
第14回姜 徳相錦絵から見た幕末「明治」の東アジア観
2007/8/4(在日韓人歴史資料館館長)
第15回内藤正中竹島問題、解決の方途をさぐる
2007/9/1(島根大学名誉教授)
第16回姜 徳相関東大震災八十四年を迎えて
2007/10/6(在日韓人歴史資料館館長)
第17回俵 義文沖縄戦「集団自決」教科書検定と
2007/11/3(子どもと教科書全国ネット21事務局長)「つくる会」教科書の行方
第18回映画上映会在日朝鮮人「慰安婦」宋神道のたたかい
2007/12/1「オレの心は負けてない」
第19回菊池和子カメラを通してみた在日一世の哀歓
2008/2/2(写真家)
第20回辛 淑玉生き抜いてきた在日
2008/3/4(人材育成コンサルタント)~多文化・多民族共生の課題~
第21回李 成市壇君神話を通してみた朝鮮近・現代史
2008/4/5(早稲田大学教授)
第22回夫 歌寛ライブコンサート
2008/6/7(シンガーソングライター)「愛(サラン)と平和(ピョンファ)を語る」
第23回朴  一 孫正義(ソフトバンク社長)の企業家精神と
エスニック・アイデンティティ"
2008/7/5(大阪市立大学大学院教授)
第24回坂上 弘金鶴泳・同時代作家として、友として
2008/8/2(作家、日本文藝家協会理事長)
第25回山田昭次(立教大学名誉教授)フィールドワーク
関東大震災の史跡をめぐるI(東京・千葉)"
2008/9/13姜 徳相(在日韓人歴史資料館館長)
大阪特別展記念セミナー秋定嘉和(大阪人権博物館館長)朝鮮史研究会から大阪人権博物館へ
2008/9/21姜 徳相(在日韓人歴史資料館館長)在日韓人歴史資料館開設の意味と今後の課題
大阪特別展記念セミナー姜在彦(歴史学者)在日歴史家として半世紀を語る
2008/9/27朴 一(大阪市立大学大学院教授)力道山-海峡を越えた民
大阪特別展記念セミナー水野直樹(京都大学教授)資料から読む在日の歴史
2008/10/5鄭早苗(大谷大学教授)太王四神記の時代-4世紀末から5世紀の東アジア
第26回呉 徳洙日本映画に描かれた在日
2008/11/8(映画監督)
第27回樋口雄一朝鮮農民と在日一世女性の食
2008/12/6(高麗博物館館長)
第28回小田川 興38度線・非戦への旅
2009/1/31(元朝日新聞ソウル支局長)
第29回李 龍植マンガンに生きた朝鮮人と部落
2009/3/7(丹波マンガン記念館館長)
第30回山田昭次(立教大学名誉教授)フィールドワーク
関東大震災の史跡をめぐるII(埼玉・群馬)
2009/4/11姜 徳相(在日韓人歴史資料館館長)
第31回姜 徳相図録解説 『写真で見る在日コリアンの100年』
2009/6/6(在日韓人歴史資料館館長)
第32回邊 龍雄盛岡冷麺ものがたり
2009/7/4(ぴょんぴょん舎 代表)
第33回呉 文子私の歩みをとおして
2009/9/5(エッセイスト)
第34回鄭 大聲秋夕(チュソク・旧盆)にマッコリを楽しもう
2009/10/3(滋賀県立大学名誉教授)
第35回松本昌次炎の人、呉林俊さんを想う
2009/11/7(影書房代表)
第36回伊藤利勝(愛知大学教授)多文化共生社会のあやうさ
2009/12/12姜 徳相(在日韓人歴史資料館館長)敗戦直後、日本の民主主義と在日
第37回中塚 明司馬遼太郎の朝鮮観・『坂の上の雲』に思う
2010/2/6(奈良女子大学名誉教授)
第38回田 月仙海峡のアリア・在日歌姫の想い
2010/3/6(ソプラノ歌手)
第39回山田昭次(立教大学名誉教授)フィールドワーク
関東大震災の史跡をめぐるIII(神奈川)"
2010/4/10姜 徳相(在日韓人歴史資料館館長)
第40回朴  一力道山伝説-海峡を越えた民
2010/6/5(大阪市立大学大学院教授)
第41回鈴木裕子山川菊栄と朝鮮・韓国
2010/7/3(女性史研究家)
第6回企画展記念セミナー犬養光博セッピョル(明星)を見上げつつ
-「在日」の「今」を生きた崔昌華牧師-"
2010/7/17(日本基督教団福吉伝道所牧師)
第42回田中正敬震災時の朝鮮人虐殺を捉える
-地域での調査が明らかにしたことと国家責任-"
2010/9/11(専修大学教員)
第43回田中敬子夫・力道山の慟哭
2010/10/31(力道山夫人)
第44回島村恭則(関西学院大学社会学部教授)戦後を生き抜いたコリアンたち~福岡市での集住とくらし
2010/12/4 朴 一(大阪市立大学大学院教授)力道山伝説~金信洛はなぜ日本に渡ったのか~
第45回田中 宏定住外国人と多文化共生
2011/2/5(一橋大学名誉教授)
第46回宋連玉映画で見る朝鮮戦争の記憶
2011/3/5(青山学院大学教授)
第47回金璟炯済州島四・三事件を生きぬいて
2011/4/2(1922年生まれ、在日1世)
第48回フィールドワーク2011松代大本営跡をめぐる
2011/6/4~6/5
第49回孫正寅"植民地期と解放後の在日を語る
-父・孫基禎(ソン・キジョン)を中心に-"
2011/7/2(民団横浜支部事務部長)
第50回呉充功記録映画が語る関東大震災時の朝鮮人虐殺
-映画上映と監督トーク-"
2011/9/3(映画監督)
第51回愼蒼宇『戦争』の視点から日本と朝鮮半島の関係を考える
2011/10/1(都留文科大学講師)
第52回語り手:新井麻里子今だから語れる夫・新井将敬(元衆議院議員)
2011/11/12 聞き手:朴 一
第53回金石範101年目に思うこと、伝えたいこと
2011/12/3(作家)
第54回朴鐘碩「日立闘争」から41年、定年退職を迎えて
2012/2/4(日立就職差別裁判元原告)
第55回徐京植フクシマを歩いて
マイノリティの視点から見えたもの"
2012/3/10(作家、東京経済大学現代法学部教授)
第56回宮田節子同化と差別について
植民地期を中心に"
2012/4/14(学習院大学東洋文化研究所客員研究員)
第57回金文子明成皇后殺害について
2012/6/2(「朝鮮王妃殺害と日本人」著者)
第58回 金富子 なぜ在日朝鮮人一世たちは文字が読めなかったのか
ジェンダーの視点からみる植民地教育"
2012/7/7 (東京外国語大学大学院教授)
第59回 姜徳相 ソウル特別展を終えて思うこと
2012/11/10 (在日韓人歴史資料館館長)
第60回 桜井 泉 12・19 韓国大統領選挙の行方
2012/12/1 (朝日新聞記者)
第61回 朴炳渉 竹島=独島問題研究の最前線
2013/2/2 竹島=独島問題研究ネット代表
第62回 高柳俊男 日本の農山村に残る朝鮮半島の生活文化
-長野県・伊那谷から考える-
2013/3/2 法政大学国際文化学部教授
第63回 有光健 他

未解決の韓国・朝鮮人BC級戦犯問題を考える
-これまでの歩みと現状、そして今後の課題-

2013/4/6 (「同進会」を応援する会世話人)
第64回 雨宮 剛

もう一つの強制連行
-謎の農耕勤務隊にこだわり続けて-

2013/6/1 (青山学院大学名誉教授)
第65回 川田文子

2人、あるいは3人の在日「慰安婦」
- 「慰安婦」に加えられた「強制」の本質 -

2013/7/6 (ノンフィクション作家)
第66回 呉徳洙 日本映画に描かれた「在日」Ⅱ
上 映: 『 あれが港の灯(ひ)だ 』
2013/9/7 (映画監督)
第67回 鄭栄桓

在日朝鮮人にとって“4.28”とは何であったか
- 講和・国籍・植民地支配責任-

2013/10/5 (明治学院大学准教授)
第68回 山本興正

梶村秀樹と日本の排外主義
-『排外主義克服のための朝鮮史』を中心に考える-

2013/11/2 (東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
第69回 李羲八

サハリンに置き去りにされた朝鮮人
-残された同胞の帰還を求めて-

2013/12/7 (樺太帰還在日韓国人会会長)
第70回 金耿昊 在日朝鮮人社会における「貧困」の現在と過去
-生活保護「問題」を中心に-
2014/2/1 東京大学大学院総合文化研究科博士課程
第71回 金貴粉 在日朝鮮人とハンセン病
2014/3/1 (国立ハンセン病資料館学芸員)
第72回 外村大

朝鮮人強制連行を考える

2014/4/5 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
第73回 李杏理

「解放」直後における在日朝鮮人の濁酒戦争
-取締り決定過程を中心に-

2014/6/7 (一橋大学大学院博士課程)
第74回 高橋哲哉

「靖国」という問題

2014/7/12 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
第75回 井上勝生 抗日・東学農民戦争、隠蔽された殲滅作戦
-日清戦争120周年にあたって-
2014/8/2 (北海道大学名誉教授)
第76回 辛淑玉

いま、何が起きているのか
-現代日本のヘイトスピーチとレイシズム-

2014/9/6 (のりこえねっと共同代表)
第77回 前田朗

表現の自由を守るためにヘイト・スピーチを処罰する

2014/10/4 (東京造形大学教授、のりこえねっと共同代表)
第78回 吉田裕

現代日本の排外主義と戦後民主主義

2014/11/8 (一橋大学社会学研究科教授)
第79回 姜徳相

日本の朝鮮観の形成

2014/12/6 (滋賀県立大学名誉教授、当館館長)
第80回 金文子

大韓帝国と日露戦争

2015/2/7 (『日露戦争と大韓帝国』著者(高文研、2014))
第81回 小川原宏幸 東アジアの地域共同体構想をあらためて考える
~安重根の「東洋平和論」を手がかりに~
2015/3/7 (同志社大学グローバル地域文化学部准教授)
第82回 河かおる

戦時期に日本が女性に求めた役割の民族的非対称性について考える ~「一国史」の克服のために~

2015/4/4 (滋賀県立大学人間文化学部講師)
第83回 古関彰一

在日の選挙権の歴史

2015/5/9 (獨協大学名誉教授)
第84回 吉澤文寿

日韓会談と在日朝鮮人

2015/6/6 (新潟国際情報大学国際学部教授)
第85回 鄭在貞

開館10周年記念特別セミナー
帝国日本の植民地支配と韓国鉄道

2015/7/11 (ソウル市立大学校国史学科教授)
第86回 青柳敦子

浮島丸事件に対する日本の戦後責任

2015/8/1 (朝鮮人徴兵・徴用に対する日本の戦後責任を求める会)
第87回 朴壽南

1部:「アリランのうた-オキナワからの証言」映画上映
2部:トークショー 光復70年から取り残された課題
-小松川事件の根底的な課題と今-

2015/9/5 (ドキュメンタリー映画監督・作家)
第88回 李洋秀

日韓会談で文化財問題はどう扱われたか

2015/10/3 「韓国・朝鮮文化財返還問題連絡会議」世話人
第89回 慎蒼宇

侵略と植民地支配責任から見た安倍談話

2015/11/7 (法政大学社会学部准教授)
第90回 大村益夫

尹東柱の詩をめぐって

2015/12/5 (早稲田大学名誉教授)
第91回 内海愛子

戦後史の中の「和解」
-置き去りにされた植民地支配の清算-

2016/2/6 (恵泉女学園大学名誉教授)
第92回 石山久男

育鵬社・自由社版教科書は子どもをどこへ導くのか

2016/3/5 (子どもと教科書全国ネット21常任運営委員)
第93回 宋連玉

羅蕙錫(な・へそく)に見る
韓国のジェンダー研究

2016/4/2 (元大学教授)
第94回 磯貝治良 〈在日〉文学の歴史と今、そしてゆくえ
2016/6/4 (作家)
第95回 山田朗 <戦後71年、戦争を考える!> 企画1
昭和天皇の戦争指導と戦争責任
2016/7/2 (明治大学文学部教授)
第96回 石田勇治 <戦後71年、戦争を考える!> 企画2
ヒトラーとナチ時代のドイツを考える
2016/8/6 (東京大学教授)
第97回 石純姫 近代期北海道における朝鮮人の移住と定住化の形成過程-アイヌ民族との関係と重層性
2016/9/10 (苫小牧駒沢大学教授)
第98回 水野直樹 在日朝鮮人と治安維持法
2016/10/1 (京都大学名誉教授・立命館大学客員教授)
第99回  師岡康子 ヘイトスピーチと人種差別撤廃法制度
2016/11/5 (弁護士)
第100回  君塚仁彦、鄭在貞、久留島 浩 シンポジウム
在日韓人歴史資料館のいま、そしてこれから
2016/12/3 宋連玉、朴 一
第101回  李成市 近代日本人のアジア観
-津田左右吉の中国・朝鮮観を中心に―
2017/7/29 (当館館長、早稲田大学教授)